志賀高原 西館山(1756.6m) 2016年6月5日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:04 県道−−5:17 ゲレンデ最高部 5:20−−5:23 道に出る−−5:24 西館山 5:32−−5:34 ゲレンデ−−5:41 県道

場所長野県下高井郡山ノ内町
年月日2016年6月5日 日帰り
天候
山行種類一般登山+軽い藪山
交通手段マイカー
駐車場高天ヶ原スキー場駐車場を利用
登山道の有無ゲレンデ〜山頂間は笹に埋もれかけた登山道あり
籔の有無ゲレンデ〜山頂間は笹あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント山頂もスキー場かと思ったらそうではなかった。ただしゲレンデ最高点付近の西端から山頂まで笹が被った登山道あり。山頂には携帯基地局複数あり。三角点は最高点ではなく南にやや下がった笹の中にあり発見困難


坊寺山から見た西館山


高天ヶ原が登山口 短い草丈のゲレンデを登る
振り返ると東館山 ゲレンデ最高部はリフト駅
山頂はゲレンデ外 朝露に濡れた藪に突入
笹に覆われた廃道に出た 山頂部は3つの建物あり
西館山最高点から南側を見ている
最高点より南側に三角点あり 三角点は笹の中に埋もれている
廃道を最後まで辿ってみる ゲレンデ西端の小屋横に出た
ゲレンデ最後部より南を見る
ゲレンデを下る 駐車場には猿の群れ


 西館山は東館山と並んでスキー場のある山。東館山は既に登っているが西館山は未踏だったので、志賀高原西部にいくつかある小さな山とまとめて登ることにした。

 山頂はスキー場ゲレンデだとばかり思っていたが、実際に地形図を見ると真の山頂はゲレンデから北に外れていて、下手をすると根曲がり竹の藪漕ぎだろうか。念のため長靴を履き、アタックザックにはゴアの雨具を入れて出発。その姿はまさに竹の子取りそのものだ。駐車場所は高天原スキー場の駐車場だ。今は雪は無く営業期間外なので問題なかろう。

 ゲレンデは短い草だが朝露で濡れるので長靴でよかった。登り切ったゲレンデ最高点にはリフト駅があるが山頂への道は無く、法面状の急斜面の上は笹藪だ。ただし電柱があるのでもしかしたら巡視路があるかもしれない。朝露でびしょ濡れになるのが確定なので、ここでゴア上下を着用、完全防備で法面を強引によじ登って根曲がり竹藪に突入する。

 背丈を越える笹なので視界は無く、できるだけ藪の密度が低い部分で高い場所へ向かうルートを辿る。残念ながら電柱周辺に道はなく、やはり山頂部は藪に没しているようだ。

 藪が薄いやや西寄りに進路を変えると予想外の展開。笹が覆い被さっているが、明らかに足元には空間があり廃道と思われる道に出たのだ。丸太の階段が地面には埋められているので、その昔は遊歩道だったと思われる。笹に覆われて見た目では道の存在は分からないが、上に乗れば確実に歩きやすいくらいは道形が残っている。

 なだらかな笹の海を登っていくと山頂部には3つの茶色の建物あり。携帯電話の基地局らしい。どれも豪雪地帯専用らしく鉄骨の足で地面から数mの高い場所に設置されていた。道はこれらのメンテナンス用だろうか? でも今は使われていない様子からすると、やはり昔の遊歩道かなぁ。

 さて三角点の捜索だ。まずは一番高そうな場所から探す。一番奥の建物近辺が最も高そうなのでその周囲、特に東〜北側を丹念に探す。根曲がり竹が濃いので簡単には見つからず、何往復かしてみたがダメ。捜索範囲を南の少し下がった場所に移し、2つの建物の真中付近の根曲がり竹の中を這いずり回るとありました! 三角点! 最高点ではなく緩斜面にあるのでは常識的に見つけにくい場所。GPSで三角点の位置を確認しないと通常は無理だろう。周囲には山頂標識は皆無だった。

 帰りは廃道を正確に辿ってみたら、最後はゲレンデ上部西端にある小さなプレハブ小屋の横に出た。ここには標識は立っていないので事前情報がないとここを探すのは無理だろう。

 広いゲレンデを下って駐車場へ。まだ早朝なのでお客はいないが猿が闊歩していた。ほとんど人間を恐れることなくホテルのベランダで遊んでいたり道路をのんびり横断したり。まるで日光の猿のようだった。

 

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